Blog活動日誌

2026年10月8日 子どもの「声にならない声」をどう受け止めるか

こんにちは。教育・子ども若者・警察常任委員会で委員長を務めている滋賀県議会議員の野田武宏です。

昨日10月7日に開催した、教育・子ども若者・警察常任委員会では、昨日書いた警察本部に続いて、子ども若者部の所管事項についても審査し、令和7年度の児童虐待相談対応件数などについて議論しました。
子どもの権利委員会は設置から1年を迎え、申立てに関する相談は11件、このうち4件が実際の申立てにつながったとのことです。

委員会では多くの委員から、相談や申立ての件数を報告するだけではなく、その後どのような対応を行い、結果としてどうなったのかまで見ていく必要があるのではないか、また、示された数字を県としてどのように受け止め、分析し、次の施策につなげていくのかが重要ではないか、といった意見が出されました。

私からは個別の問題への対応だけで終わらせるのではなく、そこから見えてきた課題を、部局をまたぐ制度上の改善につなげていくことも大切だとお伝えしました。

あわせて触れたのが、子どもの「Views(ビューズ)」です。
以前の一般質問でも、このViews(※1)に関する答弁の中で、「にじはぴ(※2)」について触れられていましたが、意見を投稿する「にじはぴ」では言葉や文章で表明する必要がありますが、子どもは必ずしも自分の思いや困りごとを言葉にできるとは限りません。態度や表情、絵などに表れる、いわば「声にならない声」もあります。
そうした言葉にならない思いも含めて受け止めることが、子どもの権利を考える上では大切で、海外の事例なども参考にしながら、滋賀県の子どもの権利委員会の運用にも生かしてほしいと意見しました。

また、令和7年度の児童虐待相談対応件数は8,683件となり、過去最多との報告があり、ここでは海東委員から出た歯科検診で虫歯が見つかった場合、歯医者にかかる必要が無料になっている本県で、それを放置する親はネグレクトではないのかという質問に、多くのことを考えさせられました。

ただ、件数が増えた、減ったという数字だけでは十分ではなく、行政が関わった結果、子どもの状況がどう変わったのか、どのような支援が有効だったのか。その先まで分析し、今後の支援や政策につなげていく必要があると改めて感じました。

ご説明いただいた子ども若者部の皆さん、そしてさまざまな視点から議論いただいた委員の皆さんに感謝申し上げます。

野田武宏

※1 子どもの権利条約第12条の「意見」は、英語の原文では「Opinion(意見)」ではなく「Views(見ること)」で書かれている。つまり子どもにとってどう見えているかを大切にという趣旨
※2 滋賀県が2026年7月7日に開設した、子どもや若者が県政に意見を投稿できるオンラインの仕組み

#滋賀県議会議員野田たけひろ #子どもの権利 #虫歯

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