2025年7月26日 行政調査の報告株式会社SCREENホールディングス訪問

行政調査の報告（株式会社SCREENホールディングス訪問）

こんにちは。滋賀県議会議員の野田たけひろです。

先日、半導体製造装置メーカーである株式会社SCREENホールディングス（彦根市）を訪問し、半導体需要の拡大に対応した設備投資や、次世代技術の開発状況について調査を行いました。

同社は、印刷技術を源流とする高精度な制御技術を基盤に、洗浄装置や検査装置などの半導体製造装置分野で世界的なシェアを持つ企業です。中でもロジック半導体向けの洗浄装置は、製造の難易度が高く、より高精度な対応が求められることから、同社の技術力が特に高く評価されているとのことでした。

今後の技術進化に対応する中で、同社としては独自の強みを活かせる分野を明確に見据えており、引き続き競争力のある領域で優位性を発揮していく意欲が感じられました。

また、製造装置メーカーとしての役割は一般にはあまり認知されていないとの課題も共有されました。半導体といえそれを利用した製品が注目されがちですが、その製造を支える装置分野において日本が世界的に強いという事実を、学生や若い世代に広く伝えるための啓発活動にも力を入れているとのことです。

滋賀県としても、こうした高度な技術を有する企業が県内に立地していることは大きな財産であり、次世代産業や人材育成、地域経済の持続的成長に向けた施策を進める上で大変参考となる視察でした。

滋賀県議会議員　野田武宏