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2025年2月26日 滋賀県と滋賀県立図書館におけるマンガのあり方について一般質問

滋賀県議会 令和7年2月定例会議 で一般質問に登壇しました。

質問内容は「滋賀県と滋賀県立図書館におけるマンガのあり方について」。

実は滋賀県立図書館蔵書構成方針の資料別蔵書構成基本方針(下記URLのP40)では、マンガというだけで原則収集しないとされている現状があります。

 

理由について調べてみると、その理由として明確なものを見つけることが出来ませんでした。

同じ本でありながら、マンガというだけで理由なく収集がされない。

この決定時に、どこかで無意識の思い込みや偏見(アンコンシャスバイアス)が働いていた可能性があると感じました。

 

実際、僕が子どもの頃には、マンガは子どもが読むものとされ、大人になってマンガを読むことは、あまり良しとされない風潮が今よりも強くありました。

マンガは文字だけの小説などよりも、劣る子どもが見るもの。そんな思い込みが社会に蔓延していたと思われます。

 

また、今回の質問ではあまり触れませんでしたが、過去には犯罪を犯した人の自宅から、大量のマンガが押収されたことなどを大々的にニュースで取り上げ、犯罪者に悪影響を与える媒体かのように発信された事例も多々あり、それらの情報が社会に与えたイメージも少なくないと言えます。

 

しかしながら、質問でも触れたように、最もマンガを読む国と言われる日本の犯罪率の低さからも、マンガの影響が犯罪に直結しているとは言い難く、資源の少ない日本を支える大きな産業としての立ち位置を確立してきている上に、文字だけではなく絵などから状況を把握する能力を育てることが出来るマルチモーダル・テクストとして注目されるなど、ポジティブな効果の方が多いのが現状ではないでしょうか。

変えるべきではないかと質問させていただきました

 

■滋賀県立図書館蔵書構成方針

https://www.shiga-pref-library.jp/wp-content/uploads/2024/10/outline2024-1-1.pdf

 

#漫画 #MANGA議連

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