Blog活動日誌

2023年5月23日 学校法人関西福祉学園 働き教育センター湖南に視察

写真の定規が付いたテープカッターは、福祉施設で見せて頂いたものです。

障がいがあることで、適当にテープを切るという行為が難しい人たちに、具体的に何㎝(写真では3㎝)と指示を出し、切ってもらいやすくする為の道具とのことでした。
あわせてホワイトボードの拭き方マニュアルも、より具体的に説明する為に作ったそうです。

さて本題ですが、学校法人 関西福祉学園 働き教育センター湖南に視察に行ってきました。

「働き教育センターグループ」は全国初の学校法人が運営する福祉施設で、大津、彦根、甲良、甲賀、湖南と滋賀県内に5つのグループ事業所を持つ、障がい者(身体障がい、知的障がい、精神障がい、発達障がい他、ひきこもり等)の相談支援、就労支援、定着支援を行う総合支援施設です。

今回、視察してきた湖南では「就労移行支援事業」、「就労継続支援A型事業」、「就労定着事業」という3つの事業に取り組んでいました。

就労移行支援事業では、施設入所と同時に専修学校 京都医療福祉専門学校別科に入学。基礎学習やビジネスマナー訓練など、2年以内の職業教育訓練カリキュラムを受けることで、1年修了者にはビジネス基礎科、2年修了者にはビジネス実践科の修了証書が授与されます。専門学校の修了資格が取得できるのは全国で初めてとのことです。

また就労継続支援A型事業では、まず学校法人関西福祉学園に雇用されます。その上で農作業や事務作業、木工や裁縫作業に従事することで、月額68,000円以上が雇用保険も適応の上で給与として支給されることで、一般就労に向けた自立を大きくサポートしてくれます。

あわせて就労定着事業として、一般企業就労後に支援員がサポートする福祉サービスもあり、「働き教育センターグループ」が過去16年間で94.8%という高い就職定着率が実現できているのも、事業内容やサポ―ト体制、福祉とは何かを全力で考え続けているからこそのなのだと感じました。

 

 

■働き教育センターグループ

https://hataraki.ac.jp/

#就労支援 #滋賀県議会議員 #未来へのひとしずく #滋賀県

ページの先頭へ