2024年5月11日 醒井養鱒場にいる世界でも珍しいコバルトビワマス
こんばんは。滋賀県議会議員の野田たけひろです。
本日は米原市にある滋賀県の醒井養鱒場(さめがいようそんじょう)の飼育池のご紹介です。
滋賀県醒井養鱒場とは1878年(明治11年)に設立された日本で最も歴史のあるマス類の増養殖施設です。観覧や体験学習が出来るだけでなく、自然豊かな環境に囲まれた滋賀県を代表する施設でもあります。
その滋賀県醒井養鱒場で、実は世界でも珍しいコバルトカラーのビワマス「コバルトビワマス」を見ることができます。
そもそもビワマスとは何かというと、準絶滅危惧種として保護された琵琶湖固有種の大型魚です。琵琶湖に生息する45種の在来魚うち、琵琶湖にだけ生息しているものが琵琶湖の固有種で、その種類は16種程、そのうちの1つがビワマスです。
つまり、そもそも琵琶湖にしかいない希少な魚(厳密には現在は他の湖に移植されている)なんですが、さらに希少なのがコバルトビワマスなんです。
コバルトマスは非常に珍しい鮮やかなコバルト色を持つマスで、突然変異で生まれます。頭部になる脳下垂体の一部が欠けていることが原因で現れる特徴のひとつといわれ、数万から数十万のマス類の稚魚の中から生まれます。
一昨年の秋、滋賀県の醒井養鱒場で養殖されているビワマスの中から1尾のコバルトマスが誕生し、現在は約30cmまで成長しているそうです(野田たけひろも見に行けてない…)。
5月12日 10時から開催される滋賀県醒井養鱒場の「新緑ます祭」と併せて、是非とも覗いてみてはいかがでしょうか?
滋賀県醒井養鱒場
住所:〒521-0033 滋賀県米原市上丹生
入場料:大人540円、高校・大学生 320円、中学生以下は無料
Webサイト:http://samegai.siga.jp/