2023年7月21日 天ケ瀬ダムと鹿跳渓谷、滋賀大学への視察
調査先1 天ヶ瀬ダム(京都府宇治市)、鹿跳渓谷(大津市石山)
調査内容 琵琶湖淀川流域における治水対策について
調査先2 滋賀大学 データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター(彦根市馬場)
調査内容 AI・データサイエンスの活用による可能性と課題について
21日は行財政・防災特別委員会の県外県内視察でした。まずはバスで天ケ瀬ダムに向かいました。職員の皆さんから話を聞き、天ケ瀬ダムを案内して頂きました。
その後は石山寺付近の鹿跳渓谷に向かいました。
そもそも今回の視察は記録的な豪雨による河川の氾濫や土砂災害が全国で増加。特に本県では令和4年8月の大雨で高時川が氾濫するなど、毎年大きな被害が出ています。
これに対応するため、「危機管理機能の強化」と「災害に強い県土づくり」を目指し、本県だけでなく琵琶湖淀川流域全体の治水対策の総合的調査が必要と判断、調査先として選定しました。
国土交通省近畿地方整備局は、この流域の治水対策を管理しており、近年の天ヶ瀬ダムの再開発事業を終え、今後は鹿跳渓谷の改修や大戸川ダムの建設を予定している。これらの取り組みについても詳しく話を聞いてきました。
天ケ瀬ダムでは京都精華大学の学生たちとイベントを行ってきた話や、命の電話が設置されている理由や警備員さんが常駐していることなど、実際にお話を聞くことでより実感できることが沢山ありました。
次に滋賀大学に行き、データサイエンス・AIイノベーション研究推進センターについて教えて頂きました。
国ではAIの活用に関する議論が進行中で、生産性向上とリスク管理のバランスが重要とされています。本県もAIの導入を進める計画で、県庁の業務改革や県民の利便性向上に向けてAIとデータサイエンスの利用は欠かせません。
そのため、先進的な取り組みをしている滋賀大学データサイエンス・AIイノベーション研究推進センターの活動を調査してきました。
特に印象的だったのは、日本で最初のデータサイエンス学部だが、まだまだ世界に比べると力不足だという話。
くわえて滋賀大学に続くような大学が出てくることは、自分たちの必要性を証明していることになるので、それを歓迎しているとのことでした。特に日本で最初のデータサイエンス学部が最後のデータサイエンス学部にならないことを願っているとの話を聞くことが出来ました。
ご準備頂いた皆さん、本当にありがとうございました。