Blog活動日誌

2023年2月16日 福祉訪問美容について

きれいやプラスワンの久保美子さんの講演を聞き、福祉美容について学んできた。

美容師の知識や技術はもちろんのこと、福祉や介護の知識や技術も必要になる専門的な職業ということだが、正直なところ、この職業を初めて知った。

 

確かに寝たきりの人や一人で外出が難しい人でも髪は伸びる。外出が大変だからといって髪を切らなければ、「きれい」からは遠ざかってしまう。結果的により人に会うことが嫌になり、引きこもってしまうという悪循環が生まれる。

また鬱病が増加していく中で、鬱病で髪を切りに行けなくなり、行けなくなったがために、外出しにくくなる人も少なくないそうだ。

何より心に響いたのは、終末期のケアとして「ターミナルケアカット」なるものがあるようだ。

(ターミナル=終末期)

余命わずかになってしまった方の為にカットをする。

中にはカットの用命を受けた時に、時間との闘いで、実際にはいつなくなるか分からないような状態のお客さんもいたそうだ。

それでも家族が綺麗になった姿を見て、泣きながら喜んでくれることもあるとのこと。

 

人として生きる以上は、誰かと共生していく。

誰かと共生していくということは、他の人から見られるということ。

それは実際に見ることだけじゃなく、触れることで見ることが出来るという意味も含めてだ。

 

その視線を意識しなくなるということは、もしかしたら生きることから遠くなることなのかも知れない。

 

オシャレだった方が、ベッドで寝ている時間が長くなり、身だしなみに気を使わなくなったことで気力も低下。

訪問カットをしたところ、表情が明るくなり、車いすで散歩したいと本人が希望されたというエピソードなど、話を聞けば聞くほど、在宅でカットを行ってくれる福祉訪問美容の存在は大きいと感じた。

 

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