2020年12月22日 連合滋賀議員団会議ネットワーク会議
連合滋賀議員団のネットワーク会議のお手伝いに行ってきた
徳永久志 衆議院議員の講演だったが、大変勉強になったので、簡単にまとめておく。
①加速する人口減少
・もうすぐ1億人を切ろうとしている
・日本の人口は過去にも1億人を切っていた頃があるが、増え続けていた頃と減り続けている今ではその立ち位置が大きく異なる
・夫婦の平均理想子ども数は 2000 年代以降、ゆるやかに低下
・平均理想子ども数は前回調査の 2.32 人から 2.25 人へと 小幅な低下がみられる
・夫婦が理想の子ども数を持たない理由1位は子育てや教育にお金がかかり過ぎるから
・国家は、国民・領土・主権の三要素で成り立つ
⇒ 要素の一つが劇的に縮小しているということは有事
②格差の拡大と固定化
・親世代の貧困が子ども世帯の教育格差に影響
・教育格差が職業格差に影響(最終学齢が低いほど非正規雇用が高く、大卒まですると非正規雇用率は20%まで低下)
・子ども世代が非正規雇用から脱却できず、格差が固定化
・男性の年収別有配偶率を見ると、いずれの年齢層でも一定水準までは年収が高いほど配偶者のいる割合が高い傾向にある
・正規の職員、従業員の方が非正規の職員、従業員に比べて有配偶率が高い
③まとめ
・人間をお金で区別する政治を終わらせる
・既存の再分配手段(困っていない人から困っている人へ)の強化
⇒所得税・相続税・贈与税の累進性を高め、金融所得課税を強化
⇒正社員の社会保険料の雇用者負担分を国費で支援