2026年10月25日 雨の中での大津市総合防災訓練
こんばんは。滋賀県議会議員の野田武宏です。
本日は、大津市立青山中学校を主会場に開催された「令和8年度大津市総合防災訓練」に、県議会議員として来賓出席しました。

今回の訓練は琵琶湖西岸断層帯を震源とする大規模な地震が発生し、その後の降雨によって土砂災害も発生するという想定のもと、消防や関係機関、地域住民の皆さんなどが参加して行われました。
会場では救助活動や災害対応に関するさまざまな訓練が実施されていたほか、防災に関する展示や体験ブースも設けられており、私もそれぞれの取組を見学させていただきました。
今回、特に興味深かったのが、WOTA株式会社の水循環システムです。
災害によって上下水道が使えなくなった場合でも、使用した水を浄化して繰り返し利用できる技術で、会場では「WOTA BOX」と「WOSH」の実物を見ることができました。

「WOTA BOX」は、使用した水の最大98%を再利用できる装置で、シャワー設備などと組み合わせることで、断水時にもシャワーを利用できるようにするものです。能登半島地震の被災地でも実際に活用されたそうです。
一方、「WOSH」は、水道に接続せずに手洗いができる装置で、こちらも使用した水の最大98%を循環利用できるとのことでした。
限られた水を繰り返し利用できるこうした技術は、災害時の生活環境を改善するうえでも、大きな可能性があると感じました。
また、都市ガス用の設備にLPガスを供給できるようにする機器についても、今回初めて知ることができました。これは実際の訓練でも使用されており、災害によって都市ガスの供給が止まった場合の対応について、具体的な設備を見ながら学ぶことができました。

大津市役所のブースでは地震によって被害を受けた建物が、その後の余震などで倒壊する危険性を調べる「応急危険度判定」について、活動内容が紹介されていました。
こちらでは実際に熊本の被災地に入った経験のある市役所職員の方から、現地での活動について直接お話を伺うことができました。制度や仕組みを知ることも大切ですが、実際に被災地で活動された方の経験に基づく話を聞けることは、こうした訓練に参加する大きな意義の一つだと感じています。
私自身、防災訓練には毎年参加していますが、訓練の様子を見るだけでなく、新しい防災技術や、実際の災害対応を経験した方の話など、毎年新しい知識や気づきを得られる大切な機会となっています。

ただ、昨年に続いて今年も雨。それも昨年より強い雨で、正直なところ思わずドタキャンしてしまいたくなるほどの降り方でした。
そのためか、一般の見学者も少なく、配給用に準備されていた豚汁とアルファ化米も多く残っていたようです。そんなこともあって、今年は初めて私も美味しくいただくことができました。

最後の佐藤市長の挨拶では、雨の中で訓練に参加された皆さんを労うとともに、雨の日であっても災害は起こるというお話がありました。

確かに、災害は天候を選んで起きるわけではありません。雨の中での訓練だからこそ、気づくことや確認できることもあるのだと思います。
雨の中、訓練の準備や運営に携わられた皆さん、参加された皆さん、本当にお疲れさまでした。
野田武宏