2026年10月11日 数字の先まで見る教育行政に(教育・子ども若者・警察常任委員会)
こんばんは。大津市選出の滋賀県議会議員、野田武宏です。
10月8日は、前日に続いて、委員長を務める教育・子ども若者・警察常任委員会を開催しました。この日は教育委員会の所管事項について、補正予算のほか、教育振興基本計画の進捗、県立高校のこれからのあり方、読書バリアフリー計画、県立図書館の基本運営方針、全国高校総体の開催結果など、幅広く議論しました。
今回、特に感じたのは、行政から示される「数字をどう見るか」ということです。
教育委員会の点検・評価では、28の目標のうち前年度から改善したものが14項目と報告されました。一方で、「授業の内容がよく分かる」と答えた児童生徒の割合など、前年度より低下している項目もあります。
また、部活動については、外部指導を受ける生徒が5,534人に増え、「専門性の高い指導環境の実現につながっている」と評価されています。
もちろん数字が改善することは大切です。ただ、外部指導を受ける生徒が増えたからといって、本当に子どもたちが希望する部活動を続けられているのか、十分な指導を受けられているのか。それは別に確認しなければ分かりません。
また、数字と説明文の関係も含め、資料を読む人に実態がきちんと伝わる見せ方にしてほしいとお願いしました。
県立高校のこれからについても大きな議論になりました。
滋賀県の15歳人口は、2026年の13,624人から2040年には9,235人まで減少する見込みで、1クラス40人で考えると約110クラス分に相当しますが、子どもの数が減れば、学校の配置や規模感の議論が出てくるのは避けられません。
ただ、学校を減らす、統合するという話だけではなく、今いる生徒がどんな環境で学んでいるのかを見ることも重要です。
今回の資料では、今後の高校のあり方を考える項目の中に、当初「部活動」が明確に入っておらず、委員から「高校生活を生徒の視点で考えれば、部活動が抜けるはずがない」との意見もありました。
本当に難しいことですが、施設の老朽化や実習設備の更新なども同じです。2040年の高校を考えることと、今そこに通っている生徒の教育環境を整えることは、どちらか一方ではありません。
将来を見据えること。そして、目の前の子どもたちを見ること。
今回の委員会では、その両方を大切にしながら教育行政を進めていく必要性を改めて感じました。
県立図書館の基本運営方針についても、「日本一の『としょかん県』」を目指すのであれば、もっと夢のある将来像を描いてほしいという意見が出され、さらに委員会での議論を踏まえていくことになりました。
委員長として進行を担う立場ではありますが、委員の皆さんから出されるさまざまな視点を聞きながら、私自身も考えさせられることの多い委員会でした。
長時間にわたりご説明いただいた教育委員会の皆さん、そして多くの意見を出していただいた委員の皆さんに感謝申し上げます。
野田武宏
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