2024年11月14日 環境・農水常任委員会の県外行政調査2日目① @熊本県家畜市場
こんばんは。大津(おおつ)市選出の滋賀県議会議員の野田武宏です。
環境・農水常任委員会の県外行政調査2日目は、午前中に熊本県菊池郡大津(おおづ)町にある熊本県家畜市場を訪問し、牛のセリの現状などについて調査しました。同じ大津という漢字に繋がりを感じ、2016年の熊本地震で大津市が支援に入ったことも記憶に残っています。
熊本県家畜市場は、平成7年に県内9つの畜産農協が合併し、熊本県畜産農業協同組合が設立されたことを機に開場した市場で、熊本空港から近いという立地の良さもあり、九州だけでなく全国から出荷者や購買者が集まっています。
私自身、家畜のセリを実際に見るのは今回が初めてで、次々と牛が会場に入り、その場で価格が決まっていく様子を間近で見ることができました。そうした現場を見ながらお話を伺う中で、特に印象に残ったのが、熊本県家畜市場と滋賀県、そして近江牛とのつながりの深さです。
現地で伺ったお話では、滋賀県からの購買は資料上、平成13年から確認でき、現在では年間約1,000頭を購入しているとのことで、県内各地の近江牛生産者が熊本を訪れ、近江牛の素牛となる子牛を購入されています。担当の方からは冗談交じりに「熊本の市場を支えているのは滋賀県の近江牛生産者」とのお話もあり、滋賀から遠く離れた熊本の市場が、近江牛の生産を支える重要な場所の一つになっていることを、実際の取引の現場を見ることでより身近に感じました。
また、お話を伺う中では、近年「あか牛」への購買意欲が高まっていることも教えていただきました。熊本の「あか牛」は褐毛和種の熊本系で、黒毛和種とは価格にも差がありますが、消費者の健康志向などを背景に需要が高まっているとのこと。全農滋賀でも試験的にあか牛を3頭購入したそうで、近江牛の生産に関わる滋賀県にとっても興味深い動きだと感じました。
さらに、市場ではセリの様子をインターネットでライブ配信しており、新型コロナの際には利用者を分散させるために屋外モニターを設置するなど、時代や環境の変化に合わせた工夫も重ねられていました。
普段、私たちが「近江牛」として目にしている牛も、その生産をたどっていけば、県内の生産者だけでなく、素牛を育てる産地や家畜市場など、県境を越えた多くの人や地域とのつながりがあります。今回、初めて家畜のセリを見学し、その現場で熊本と滋賀との深いつながりを知ることができたことは、大変勉強になりました。
↑本日の移動は「くまもん」バスでした。
この日は午後から、福岡県みやま市のバイオマスセンター「ルフラン」も訪問しています。
こちらも大変勉強になる内容で、一つの記事にまとめるとかなり長くなりそうなので、ルフランでの調査については次の記事でご紹介したいと思います。
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