Blog活動日誌

2026年8月28日 子どもも親も幸せに生きるために生まれてきた

こんばんは。滋賀県議会議員の野田武宏です。
先日、「しが多胎ネット」の皆さんから、多胎家庭への支援について改めてお話を伺いました。
『多胎』とは、双子、三つ子、それ以上で生まれてきたお子さんのことをいいます。
一人だけでも大変な子育て。それが双子や三つ子となれば、二人、三人の子育てが「順番に」ではなく「同時に」やってきます。
授乳も、おむつ交換も、夜泣きも同時。どちらか一人を優先すれば、もう一人が泣いている。外出するだけでも大きな負担になります。
個人的には子どもを産み育てることを、社会全体でもっと大切に考える必要があると思っています。
大げさに聞こえるかも知れませんが、子どもが生まれなくなり、人口が減り続ければ、社会や国の持続可能性そのものが揺らぎます。子どもを産み育てにくい環境が放置されることは、国の将来に関わる重大な問題であり、大げさに言うなら「有事」と言っても過言ではありません。
だからこそ、命を生み、育てることを支える政策は、あらゆる政策の中でも優先して取り組むべきだと考えています。
いただいた資料によると、多胎家庭の虐待リスクは単胎家庭の2.5~4倍。しが多胎ネットが行った調査でも、38.3%の方が、衝動的に子どもを「たたく」「強く揺さぶる」といった行動を取りそうになった経験があると回答しています。
もちろん、子どもを虐待したくて生む親はいません。
子どもを大切に育てたいと思っていても、睡眠不足や休む時間のなさ、外出の難しさ、周囲からの孤立が重なり、少しずつ気持ちが追い込まれてしまう。そして、普段なら考えられないような状態にまで追い詰められることがあります。
実際、調査では84.3%が、健診などに行きたくても外出を諦めた経験があると回答しています。資料には、「逃げ出したい」「毎日が死ぬか(殺めるか)生きるかの綱渡りだった」という当事者の声も紹介されています。
子どもを虐待から守るためにも、親自身が限界まで追い詰められることを防ぐためにも、周囲から手を差し伸べる仕組みが必要です。
特に大切なのは、「困ったら来てください」と待つだけではなく、外に出ることさえ難しい家庭に、こちらからつながっていくこと。
誰かが限界を迎えてからではなく、その前につながれる仕組みをどうつくるのか。
滋賀県議会議員として、それらを多胎家庭だけの問題としてではなく、子どもと親の双方を守るという視点から、支援のあり方を考え続けていきたいと思います。
野田武宏
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