2024年2月27日 令和6年2月定例会議一般質問(3日目)
2024年2月27日 令和6年2月定例会議一般質問(3日目)
こんばんは。滋賀県議会議員の野田武宏です。
本日は一般質問があり、本日も9名が登壇しました。
僕が所属するチームしが県議団からは 僕、赤井康彦県議、中沢啓子県議の3人が質問しました。
僕自身の質問をまとめてみました。
1)災害時のトイレ対策:トイレトレーラー導入
背景
能登半島地震でも避難所トイレが深刻。関連死の要因にも直結。
導入目的
断水下でも使え、長期でも衛生を保てる設備で避難所の衛生環境を底上げ。市町の取組を補完。
仕様・運用
機動性と効率性を踏まえトレーラー型を導入(車椅子用昇降機などバリアフリー改造含む)。
被災地では20超のトレーラーが活用実績。広さ・設備・衛生性で日常に近い使用感を確保。
平時はイベントや公園で活用し、防災意識を醸成(ラッピングで周知)。運用ルールも整備へ。
質問の狙い
災害関連死を減らす“トイレからの防災”。県民に親しまれる運用(デザイン・体験)で防災を自分事化。
2)休み方改革:有休の取りやすさ=生産性・定着率UP
現状
県職員の有休取得率:58.0%(R4)
県内企業の有休取得率:59.8%(R4)
完全週休2日:事業所の40.0%(規模が小さいほど低い)
稼働率は1月が最低。平日有休で混雑分散・観光需要の底上げが可能。
提案
中小企業向けの認定制度(例:愛知の「休み方改革マイスター」)の導入検討を要請。
学校の体験的学習休業日(県民の日学校ホリデー型)と連動し、親子で平日有休を取得 → 旅行混雑分散・満足度向上・地域経済活性化。
「びわ湖の日」「滋賀県誕生の日」等の記念日をきっかけに有休取得を後押し。
答弁
県は既存のWLB推進企業登録に加え、愛知の制度も研究し取得率向上策を検討。
休み方改革=働き方改革。ラーケーションも含め、経済・労働・教育関係者と庁内で検討の場を設置。
休めない家庭・収入減・学びの進捗など課題整理を行い、県全体の取組として進める。
質問の狙い:ワークシェアや庁内横断の体制で「休める職場」を当たり前に。若い世代の定着と生産性向上へ。
といった感じです。また動画のアップなどでも補完していきたいと思います。
その他の登壇者を含めた、質問の要旨は以下の通りです。
令和6年2月定例会議 質疑および一般質問要旨(令和6年2月27日[火])
① 小河 文人(自由民主党滋賀県議会議員団)
- 文化財の保護活用拡大について
② 谷口 典隆(自由民主党滋賀県議会議員団)
- 北陸新幹線延伸開業を契機とした観光誘客戦略について
- アユの不漁対策について
③ 田中 英樹(自由民主党滋賀県議会議員団)
- 地域防災力の充実強化について
④ 野田 武宏(チームしが県議団)
- トイレトレーラーについて
- 滋賀県における休み方改革について
⑤ 海東 英和(自由民主党滋賀県議会議員団)
- 能登半島地震に学ぶ防災力の強化について
- (一財)滋賀県教育会館問題について
⑥ 赤井 康彦(チームしが県議団)
- 防災と保健・福祉の連携促進滋賀モデルについて
⑦ 中山 和行(日本共産党滋賀県議会議員団)
- 大阪・関西万博について
- 高時川濁水問題について
- 原発災害について
- 補聴器の助成について
⑧ 岩崎 和也(公明党滋賀県議団)
- 人権が尊重される社会づくりについて
- 国民保護計画の推進について
- 特殊詐欺への対策強化について
⑨ 中沢 啓子(チームしが県議団)
- 災害時等の乳幼児支援について
- 安心の医療と救急医療について
- 児童虐待対策について
- 高齢者の暮らしを支える滋賀の「医療福祉」について
滋賀県議会議員 野田たけひろ


