Blog活動日誌

2024年2月5日、6日 滋賀県議会チームしが県議団の県外視察

こんばんは。滋賀県議会議員の野田武宏です。

滋賀県議会チームしが県議団の県外視察として、2日間にわたり愛知県を訪問してまいりました。

1日目:名古屋市立有松中学校・愛知県議会

最初に訪問したのは名古屋市立有松中学校です。
こちらでは「校内の教室以外の居場所づくり事業」について調査しました。名古屋市教育委員会 新しい学校づくり推進室の方々、有松中学校の大須賀校長先生をはじめ教職員の皆さまにご対応いただきました。

不登校の増加は全国的な課題であり、滋賀県でも同じ状況に直面しています。教室以外に安心して過ごせる「ピースルーム」の取り組みは、子どもたちにとって大切な逃げ場であり、同時に学びの継続を支える仕組みだと感じました。滋賀でもさらに広げていく必要があると実感しました。

午後からは愛知県議会を訪れ、「休み方改革」プロジェクトについて説明を受けました。
愛知県では「ラーケーション(Learning+Vacation)」を導入し、学びと休みを柔軟に組み合わせる工夫を進めています。日本はOECD諸国の中でも有給休暇の取得率が低く、休むこと自体に罪悪感を持つ傾向がありますが、「休むことも豊かな成長の一部」という視点は、学校・職場の両方に広げていくべき大切な考え方だと思いました。

2日目:みよし市役所・豊田工業高等専門学校

2日目はみよし市役所を訪問し、「みよし市版ネウボラ強化計画」について説明を受けました。
ネウボラはフィンランド発祥で、「アドバイスの場」という意味を持ちます。妊娠・出産・子育てを切れ目なく支える仕組みとして、滋賀県内でも草津市が先行して「草津市版ネウボラ」を進めています。みよし市では相談窓口を一本化し、母子福祉を幅広く支える体制を整えており、住民に寄り添う行政の在り方として大変参考になりました。滋賀の子育て支援策の強化にも必ず活かしていきたいと考えます。

次に訪れた豊田工業高等専門学校は、機械・電気電子・情報・環境都市・建築の5学科を擁し、各学科40名の少数精鋭で教育を行っています。滋賀県でも2025年度の開設を目指して県立高専の整備が進んでおり、そのモデルを学ぶ絶好の機会となりました。産業界との連携を重視する愛知の高専の姿勢は、滋賀の成長産業育成にも直結する学びでした。

今回の2日間の視察では、教育・子育て支援・人材育成というテーマに触れることができました。
教室に居場所を見いだせない子どもたちをどう支えるか。
休み方をどう見直し、豊かな学びにつなげるか。
そして次世代を担う人材をどう育て、地域に根ざした産業へとつなげるか。

それぞれの現場で聞いた話は、どれも滋賀にとって大切な課題に直結しています。
今回得た知見を持ち帰り、滋賀の未来づくりに活かしていきたいと思います。

滋賀県議会議員 野田たけひろ

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