Blog活動日誌

2024年8月20日 リトルベビーハンドブックについて

皆さん、こんばんは。滋賀県議会議員の野田たけひろです。

皆さんは、リトルベビーハンドブックをご存じでしょうか?

リトルベビーとは、2,500g未満で生まれた赤ちゃんのことを言います。「低出生体重児」や「リトルベビー」と呼ばれる赤ちゃんは、発育や発達の遅れなどのリスクが高いと言われており、それらを含めた親の不安要素は、通常の出生体重児の親よりも更に増えてしまうようです。

 

そんな親を支え、子どもの成長を記録し、専門家と適切なケアを共有するために作られたのがリトルベビーハンドブックです。滋賀県では、リトルベビーサークル「滋賀のCOAYU(こあゆ)」と県などが連携して、2023年3月から「滋賀県版リトルベビーハンドブック」を作成し、県内の病院や行政機関で配布しています。

8月20日には、「リトルベビーサークル 滋賀のCOAYU」の皆さんからお話を伺う機会がありました。

28週で478グラムや1712グラムで生まれたお子さんのお母さんたちが抱えていた悩みは、想像を超えるものが多くありました。たとえば、靴のサイズが見つからず特注するためには費用がかかることや、子どもに合うおむつのサイズがないことなどです。

母子手帳の身体発育曲線のグラフには、1,000グラム以上、40cmからしか記入できません。このグラフに自分の子どもの値が入らないことが辛く感じる方もいらっしゃるようで、それを補うことが出来るリトルベビーハンドブックに救われた親がたくさんいるのだと痛感しました。

 

命が誕生し、それが紡がれていくことは本当に奇跡だと改めて感じました。

また、来られたお母さんたちがみんな元気であったことに驚きました。

数多くの議員の前で話をすることに緊張もあったと思いますが、皆さんの笑顔や未来を見据えた発言に、逆にこちらが力をいただきました。

そんな皆さんの次の目標は6つあります。

1)リトルベビーに関する周知啓発の推進
2)経済負担の軽減
3)母乳バンクやドナーミルクの普及
4)産後ケアの充実と啓発
5)就学猶予の導入
6)授乳室で搾乳しやすくするための取り組み

その中でも、私たちができる最も簡単なお手伝いとして、少しでもリトルベビーに関する周知啓発を進めていければと思い、今日のブログに書かせてもらいました。

出産自体でも多くの不安に襲われることがあると思いますが、より少数のリトルベビーの親になることの不安は、私には容易に理解できるものではありません。ただ、それでも1人でも多くのリトルベビーの親御さんたちに、「あなたは一人じゃないよ」というメッセージが届けばと願っています。

 

滋賀県「びわこリトルベビーハンドブック」はコチラ

 

 

滋賀県議会議員 野田たけひろ

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