2022年9月16日 地球が唯一の株主
パタゴニア創業者のシュイナード氏が「地球が唯一の株主」とメッセージを出し、同社の全株式を環境団体などに譲渡すると発表しました。
企業価値が約4300億円と言われるパタゴニアから生み出される、毎年の利益を環境保護の取り組みに使って欲しいとのこと。
気候変動問題にこれだけのことをしなければ、人類が生き残れないのだと改めて痛感させられる。
常日頃から環境問題について、意識の高いパタゴニアの皆さん。
以前、お話をさせて頂く機会がありましたが、大変熱心に話を聞いてくださり、素晴らしい質問に、ハッとさせられることも沢山ありました。
政治は未来をつくるものです。
今だけのことを考えるのであれば、僕自身ももっと好き勝手に生きていく方が楽だし、金銭面や体力面のエネルギー消費は抑えられる。
ただ、次の世代はどうなるのだろう?
一番良い果実を食べ続け、次の世代には残さない。そんな生き方のツケを、子どもたちにまわして良いのか?
自分の子どもに、胸を張って「君らは大変だね。なんとか頑張れ!」と丸投げ出来るのか?
この国で、そして滋賀で、気候変動について真剣に考える政治家が、一人でも多く生まれますように。
■朝日新聞記事
パタゴニア創業者、4千億円の会社を「寄付」 「地球が唯一の株主」(2022年9月15日)