2026年9月6日 「当たり前に走るバス」を支える人たち
こんにちは。滋賀県議会議員の野田武宏です。
江若交通労働組合の第59回定期大会に出席しました。
日頃から、バスをはじめとする地域公共交通を支えていただいている皆さんに、改めて感謝申し上げます。
議案書には、4月に一緒に取り組んだ「公共交通利用促進運動全国行動」について、今年も私の名前を入れて活動報告として載せていただいていました。毎年こうして記録に残していただいていることを、ありがたく感じています。
こうした活動を続ける中で、改めて感じるのは、地域公共交通を守ることの難しさです。
人口減少や少子高齢化が進む中、利用者の減少だけでなく、運転士をはじめとする人材不足、長時間労働、燃料価格や車両価格の上昇など、交通事業者だけの努力では解決が難しい課題がいくつもあります。
公共交通を維持していくというと、どうしても「この路線を残せるのか」「利用者をどう増やすのか」という話になりがちですが、そのバスを毎日運転している人、その運行を支えている人のことを、私たちはどれくらい意識しているでしょうか。
働く環境やカスタマーハラスメントへの対応など、働く人が安心して仕事を続けられる環境をつくることも、公共交通を守ることの一つだと思います。
また、バス事業者は、物価や燃料費、人件費が上がったからといって、自由に運賃を引き上げられるわけではありません。運賃の上限を引き上げるには国の認可が必要で、賃金を引き上げるための原資を確保することにも難しさがあります。
利用者にとって運賃は安い方がいい。一方で、そこで働く人の賃金や労働環境を改善しなければ、今度は運転士そのものがいなくなってしまう。
バスが時間どおりに来ることも、いつもの路線が今日も走っていることも、決して当たり前ではありません。
地域交通がなくなれば、通勤や通学、通院、買い物が不便になるだけではなく、その地域の「暮らしやすさ」そのものが失われていきます。
地域の移動手段を守ることは、地域の価値を守ることでもあります。そして、その交通を支えている働く人の環境を守ることも、切り離して考えることはできないと思います。
皆さんが普段使っているバスや電車。その向こう側で働いている人たちのことも、少しだけ想像してもらえたらと思います。
私も、現場の声をしっかり聞きながら、地域公共交通をこれからも地域で支え続けられるものにするために取り組んでいきます。
野田武宏
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