2026年8月30日 81年を受け継ぐ平和への思い
おはようございます。滋賀県議会議員の野田武宏です。
昨日、滋賀ダイハツアリーナで開催された「令和8年平和祈念滋賀県戦没者追悼式」と「戦争遺留品返還式」に伺いました。
式典では、黙とう、追悼の辞、献花などが行われたほか、県内の中学生2人から平和へのメッセージが発表されました。
甲西中学校の古本真由佳さんの戦争がどれほど多くの悲しみを生み出すのかを、私たちは決して忘れてはいけないというメッセージが心に響きました。
また竜王中学校の岩井紗彩さんからは、私も以前聞いたことのある特攻隊員が最後に送ったとされる3種類のモールス信号の話が紹介されました。
「セタセタセタ……」は「我、戦艦に突入す」
「クタクタクタ……」は「我、駆逐艦に突入す」
「ホタホタホタ……」は「我、空母に突入す」
と分けられていて、その後には電鍵を押し続けて「ツーーーーー」という長い信号を送ったという話です。
この「ツー」という音がどれだけ続いたかによって、敵艦までたどり着いたのか、それとも途中で撃ち落とされたのかを推測していたと言われていますが、私が聞いた話では実際には敵艦に到達する前に撃墜された機体も多く、信号が始まって間もなく途切れることも少なくなかったとのことです。。
どんな結果になっていても、発信者も受信者も本当につらいモールス信号だったことが容易に想像できます。
そう考えると、戦争を数字だけで見るのではなく、その一人ひとりに命があり、家族があり、その先の人生があったことを忘れてはいけないと改めて感じます。
式典の最後には、栗東少年少女合唱団の皆さんが「故郷」「いのちの歌」「琵琶湖周航の歌」を歌ってくれました。
特にいつも式典で歌われている竹内まりやさんの「いのちの歌」は、この日の式典と重なって胸を締め付けました。
特に好きな部分は
『いつかは誰でも この星にさよならを する時が来るけれど 命は継がれてゆく』
というところです。
今ある命は、自分一人だけのものではなく、多くの人からつながれてきたもので、平和について考えることは、過去を振り返るだけではなく、今ある命をどう未来につないでいくのかを考えることでもあると思います。
一方で、こうした追悼式では、一つひとつの言葉が持つ意味も大きいと感じています。
戦争をどう捉え、何を次の世代に伝えていくのか。
この日の式典で発信されたそれぞれのメッセージについても、私自身、改めて確認し、考えてみたいなと思うところがありました。
戦後81年。
残された言葉や記録を丁寧に受け止め、戦争の悲惨さと平和の大切さを次の世代へ伝えていく。そのことを改めて考える追悼式となりました。
野田武宏
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