2024年2月22日 令和6年2月定例会議一般質問(1日目)
こんばんは。滋賀県議会議員の野田武宏です。
本日は一般質問があり、9名が登壇しました。
僕が所属するチームしが県議団からは 河井昭成県議、九里学県議の2人が質問しました。
質問の要旨は以下の通りです。
令和6年2月定例会議 質疑および一般質問要旨(令和6年2月22日[木])
① 桐田 真人(自由民主党滋賀県議会議員団)
- 滋賀県における宇宙政策について
- 仮称「みなとオアシス琵琶湖大津」の登録に向けた大津港における取り組みを契機とした港湾の在り方について
② 節木 三千代(日本共産党滋賀県議会議員団)
- 中小零細事業者への支援について
- 子どもの医療費助成について
- 特別支援学校について
- 第五次滋賀県立病院中期計画(改定素案)について
③ 田中 誠(滋賀維新の会)
- ファミリーサポートセンター事業について
- 医療的ケア児童生徒の通学に係る保護者支援事業について
④ 周防 清二(自由民主党滋賀県議会議員団)
- 震災への備えについて
⑤ 河井 昭成(チームしが県議団)
- 道路交通状況の変化への対応について
- 点群データの活用について
⑥ 重田 剛(自由民主党滋賀県議会議員団)
- 災害時における想定と準備について
⑦ 本田 秀樹(自由民主党滋賀県議会議員団)
- 琵琶湖と一級河川の適正な管理について
- 交通渋滞に伴う様々な損失を減らすことについて
⑧ 九里 学(チームしが県議団)
- (埋蔵)文化財行政について
~埋蔵文化財センター・安土城考古博物館・新琵琶湖文化館の現状からみる将来展望~
⑨ 井狩 辰也(自由民主党滋賀県議会議員団)
- 世界農業遺産琵琶湖システムを活用した取り組みについて
個人的に興味を持ったのは九里県議の埋蔵文化財に関する質問です。
埋蔵文化財センターの収蔵余力が逼迫(ひっぱく)しており、残り約1,000箱分で令和7~8年度には飽和する見込みとのことです。
また、県内9か所(博物館・風土記の丘3棟・長浜竹生荘・大津プレハブ等)に分散している現状は、環境・安全面でも不十分で、温湿度・電気・防犯の不備や盗難事例も発生しています。至急の対応が必要であり、収蔵施設の増設、一体的な収蔵計画の策定、保存環境の早期整備が要請されました。
一方で知事は、今後も量は増加していくとし、新たな収蔵場所の確保や材質別の適切環境、貸出・公開に適した効率的保管、安全対策などが課題だと認識。出土文化財の保存と活用充実のため、埋蔵文化財センターの在り方検討の中で具体策を考えていくと答弁しました。
埋蔵文化財はどうしてもすぐに必要とされるものではないため、予算や扱い方が難しいのが現実です。しかし、埋蔵文化財を蔑ろにすることは、歴史を蔑ろにすることに等しいと考えます。破壊されてしまえば、二度と見つけることができない歴史がそこにあります。
観光誘客とも結びつけながら、2027年12月に滋賀県浜大津に開館予定の「新しい琵琶湖文化館」と連携していければと感じました。
滋賀県議会議員 野田たけひろ

